イチこの日記

人生に必要なモノ。それはあそびゴコロ、

3分間読書☆89日目

皆さま、こんばんは

 

以前、ある方と狩猟についてお話しをして

それ以来、そのことが何となく頭に残っていました

ある日、本屋に行ってこの本が目に留まりました

見た瞬間、「これだ!」とピンと来まして

本を購入しました

 

自分の心にひっかかったのは、多分

ある程度、人は生き様を選ぶことはできるけど

死に様を選ぶのは難しいんじゃなかろうか

 

生きるってことはどういうことだ?

死ぬということを知るとわかるんじゃないか?

 

なんて、ふと、思いが浮かんできました

 

※グロテスクなお話しは苦手な方は

 ここから先を読まないでください

早速本を読み始め、早々に壮絶な死にざまを

する昆虫の話しを読みました

「カマキコバチグモ」

 

 

 

結論から言うと

「卵が孵化したばかりの赤ちゃんグモのエサになる」

という死に様です

 

本を読んでて、目が飛び出るかと思いました

 

生まれたばかりの赤ちゃんグモは

最初の脱皮をするそうです

脱皮をしたら歩き回れるようになり

一斉にお母さんグモに食らいつくそうです

 

この辺から胸のあたりがギューッとなって

痛い、痛い、痛いなんて思いながら本を読み進めました

 

お母さんグモの体に食らいつき

体液を一斉に吸い始める、子供達…

 

そして、もっとビックリしたのが

自分の身を差し出すかのように

お母さんグモは逃げることもしないそうです

 

なぜそんなことができるのか?

昆虫は痛みがないのか?

愛情があるからなのか?

これは自殺といえるんじゃないか?

 

とか次から次へと疑問がグルグル

噴き出してきました

 

自分の子供が誕生した日が

自分が死ぬ日なんて…

 

半日ほどでお母さんグモの体液は

吸い尽くされるそうです

栄養を蓄えた赤ちゃんグモは次々に

素の外へ、独り立ちする…

 

ゆっくり、死に向かっていく

お母さんグモは何を思うのだろうか?

幸せだったんだろうか?

 

赤ちゃんグモは生まれてきて

最初に口にした食事が

自分の母親だと自覚しているのだろうか?

 

ただただ、疑問ばかりですが

少なくとも、「カマキコバチグモ」にとって

自分たちの種を次につなぐための

手段がこういう結果になったんだなぁと

 

母親の子供達への愛情は

まさしく

「自分自身を捧げる」ということなのでしょうか

謎です